CEO MESSAGE

代表メッセージ

「このまま歳を取って大丈夫なのだろうか?」
これが四半世紀、医療業界に身を置いてきた私の正直な気持ちであり、Dプラスを設立するに至った動機です。
医療の現実を知るに従って、「このままでは日本の医療は本当に崩壊してしまうのではないか?」
いう漠然とした不安を持つようになりました。

その不安の原因は一言では言い尽くせないのですが、医師の頑張りと使命感に依存することで医療業界がやっと成り立っている、という現実を目の当たりにしたことが大きな衝撃であったことは間違いありません。
「頑張っているのは医者だけじゃない。皆、頑張っている」
と反論できるレベルではありません。 実質24時間365日稼働という中で、頑張り抜く先生、バーンアウトする先生、バーンアウト寸前の先生、そして、それが異常な状態だとも思わずにフラフラになっている先生、そんな先生方に沢山お会いしました。
しかも、社会はそれを医師に(無言で)強要しています。「医者なんだから当たり前」「命にお金も時間も関係ないのだ」と。
勿論、誰かが悪いと言いたい訳ではありません。現在の医療問題は、犯人を見つけて解決できるような簡単な問題ではなく、社会全体でこれからのあるべき医療について考え、一人一人が行動を起こさなければ解決できないほど大きな問題だと思うのです。
しかし、悠長なことも言っていられません。働き方改革、医師不足、患者のタライ回し、医療費不足などの医療崩壊は、今、現実に生じている大きな問題なのです。
今すぐに取り組めることは何なのか?私は考えました。

そして、ドクターエージェントとして現場の声を聞き現場のニーズに応えてきた経験から、医師に取って「働きやすい医療環境」「診療に専念できる医療環境」を整えることが最重要であり、今すぐにでも取り組める課題であると確信しました。
実際、私が医療機関と医師の双方の声を丁寧にヒアリングし、両者の間に入ってコミュニケーションを取るだけで、診療現場の誤解が解け、活気が出て、診療の生産性が上がったり、患者対応が丁寧になったりしました。

医療現場において働きやすい就業環境を整えることが、長期的に安定した医療環境の実現に近づくことだと信じて、今日も医療機関と先生方の現場の声に耳を傾けています。先生方には、生涯のパートナーとして、ライフプランに応じた様々なご提案を、医療機関には、常に伴走するサポーターとして医療機関の個性を活かした仕組みづくりや働き方のご提案をさせて頂きます。
医療機関との関係性が深ければ深い程、より本質的でより具体的なご提案ができ、採用力が断然異なってきます。
“医師と医療機関のパートナー”になれるよう、日々努めていきたいと思います。

Dプラスは“生涯のパートナー”を信条としています。しかし“生涯のパートナー”という言葉は、言うは易く行うは難し、です。但し、そういう存在になりたい、理想としてそういう関係を構築したい、その関係に相応しい自分になりたい、ということであれば、許してもらえる言葉だと思います。
身近な人たち(家族・親類)との関係でさえ、生涯という言葉を安易に使えるものではありませんね。長く付き合えば付き合うほど、自我が出るし配慮に欠けてくるものです。相手を誠実に思い続けるということ、そして自分自身を厳しく見守ることは、性根を据えて脚下照顧していないと実現できないことのように思えます。
医療機関様、先生方と長いお付き合いする際、大切なのは自分自身の動機です。正論を言っていても動機は利己益だったり、相手のことを思っているふりをして、結局自分本位にもっていったり、相手を諭しているつもりで実際は憂さ晴らしをしたり、全ては動機の純粋さに帰趨すると思います。動機が、純粋で誠実な時、相手にそれが伝わりますね。そして、自然に、相手と自分がWINWINの関係となります。現場に足を運び、事実に近い第一級の情報を扱う仲介者として、情報を操作できる仲介者として、一番大事なのは、その人の動機だと思います。
医療機関様も、先生方もそして自分自身も、それぞれの段階があり、得て不得手もあり、立派なところと未熟なところがあります。時に、幼稚さに囚われたり、自暴自棄になったり、全体が見えなくなったりします。その時、冷静に、自分の動機を見つめ続け、そして相手のことを誠実に思い続けることは、至極、難しいことです。
どんな時でも、相手と自分を誠実に見つめ続けて、動機を確認し、本当に親身になった時に、道筋が見えてくるという感覚があります。
エージェント、仲介者、代理人、斡旋人。人と人、組織と人との出会いを紡ぐ私達は、常に自分の動機を確認し見定めて、良きご縁の媒体となれるよう、日々精進したいと考えております。

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